【特集 May2008】短答式試験を早速分析してみました! ~管理会計編~
管理会計論
難易度:易(昨年より易化)
目標得点:75点程度
※目標得点は必ずしもボーダーラインをあらわすものではありません。ケアレスミス等の発生により、ボーダーラインは目標得点より低めに出る可能性があります。
内訳:
必ず得点したい問題12問×100%
+できれば得点したい問題(理論の場合、2択に絞り込める問題など)6問×50%
+難易度が高い、または所要時間が長いため、得点しなくても良い問題2問×0%
概説
管理会計論の問題は、平年ではかなり難しい出題がされやすいものですが、今年は非常に基礎的な問題が目立ちました。ケアレスミスの誘発要素も非常に限定的であり、日商簿記1級の受験生であっても、計算問題に限っては7割近くの得点は十分可能なのではないか?と思われるほどです。しかしながら、普段なら絶対にありえないようなミスが、本試験では起こりえます。難問が出揃っていた旧制度の試験よりも、そういう意味ではプレッシャーが重くのしかかる試験だったのだろうと推察します。
ポイントはやはり時間配分でしょう。監査論との同時実施になった今年の試験では、理論科目を手際よく解き、計算科目の時間をシッカリと確保することが合格の鉄則とも言えたと思います。幸い、監査論の問題は分量が少なく、さほど困惑するシーンは多くはなかったと思いますが、必要以上に時間をかけてしまったために、計算問題であわててしまった…というケースは、おそらくかなり多かったのでは。
プチアドバイス:
理論問題では、常連ともいえる「原価計算基準」をそのまま出題した問題が1問、同基準を題材としたと思われる問題が1問出題されました。同基準、及び同基準をベースにした計算問題は今後も一定割合の出題が根強く維持されると思います。傾向の読みにくい最新原価計算や、ケアレスミスの危険が高い意思決定会計と異なり、確実に得点しやすい部分ですので、しっかりと実につけておく必要があります。
計算問題では、「無駄なく解く」という姿勢が大事でした。例えば問題2では、個別原価計算と総合原価計算の完成品原価の差額が問われていましたが、資料を一見すれば、直接材料費の単価が一定であることが分かり、実質的な集計作業は加工費についてのみ行えばいいことに、気づくはずです。このような柔軟な発想を持つことができれば、解答の精度を下げずにスピードを上げることも可能になります。
また、テクニックを駆使して、問題を直接都かなくても正解にたどり着けるものが多数見受けられました。もちろん正面から解くのが定石ではありますが、「念のための検算」や「埋没問題への対処」として、そのようなテクニックを知っていると、得点率にかなり影響したものと思われます。
- 投稿者:まーやん
- 日時:08:54